大きく深い海を見ていると畏怖の念を抱く。

海に入れば身動きがとれず、潜ってしまえば息を吸うことも自由にはできない恐怖に包まれるが、
美しい水影を身に纏い、波に体を任せてしまえば心地良い気持ちになる。

この情感を表現する為に、波のように自由に動き、自分の手では直接コントロールする事が出来ないガラスを
使う。その事によって、自分自身の存在以上に力強く、大きな物になって欲しいと願う。
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